今日は整備料金の見直しについて
一時期あらゆるものの価格が下がっていました。
私達の業界では、一般修理についてはそんなことはありませんでしたが、競争の激しい車検では、新規参入もあって、
どんどん下がり続けました。
しかし、このあたりで、冷静に、料金の見直しをしてみてはどうでしょうか。
ガソリン代は上がり、保険料も上がり、代車費用は増えています。
電気代の値上げだってバカにできません。スキャンツールも必要。
経費は増える一方です。
「脱車検」なんて言葉も流行りましたが、今もって、車検は私達零細事業者の利益の中心です。
車検・点検料金の見直しをしました
今日は理屈っぽい話は省きますね。
近隣のお店の車検・点検料金を調べました。
ディーラーや車検チェーンの多くはホームページに車検・点検料金を掲載していますので、
簡単に調べることができます。専業工場はホームページを作っている事業所が少ないので、調べるのが大変かもしれません。
焼津ホンダは料金を掲載しています。
(各社のホームページを見ていろいろ思うところがありましたが、それはまた別の機会に)
焼津ホンダは焼津市にありますので、焼津市・藤枝市・静岡市くらいまで調べれば十分です。
車検については、基本料金・検査料・代行料などを比較しました。
焼津ホンダは代行料が一番高かった(笑)
でも、検査料は一番安い。
結論を言えば、トータルすると、どこもそんなに差はありませんでした。
さて、ライバルの価格を知った上で、さてどう見直すか。
見直しの目的は、「利益の確保」です。
全体として、料金を下げる場合には、料金を下げた効果で、入庫台数が増えることが前提になります。
現状、この選択肢はありません。
当然、トータルでの値上げ。
値上げの場合に心配するのは、
「値上げしたらお客さんがよその店にいってしまうのではないか」ということですね。
あなたはどう思いますか?
ちょっと冷静に考えてみましょう
既納客は、あなたの整備工場の基本料金と他店の基本料金を比較していますか
比較しているとすれば、どこですか。
ディーラーですか、車検チェーンですか、私達と同じ整備工場でしょうか、それともガソリンスタンドや車検代行業者でしょうか
<私の見解>
- 価格を比較するお客様は少ない
- 比較をする人は、安売りの車検チェーンと比較する(価格で引き留めるのは無理)
- ディーラーに移るお客様は、価格以外の理由
- 同じ専業者を価格で比較する人はほとんどいない、
- トータルで、一人当たり1,000円の値上げを想定
今回やった見直しは、全体として一人平均1,000円の値上げになるように考えました。
保険会社の方式に似た感じです。
車検料金は、車両区分で差をつけているのが一般的です。
それぞれの料金を見直して、トータルで1,000円の値上げです。基本料金を下げたものもあります。
値上げ幅をどれくらいにするかは大きな問題です。
本音は「可能な限り大きく値上げしたい」です。
値上げ分は、全部利益ですから。
この値上げ幅の見極めがとっても重要です。
あなたが価格の見直しを考えるなら、
前にも紹介したことがありますが、価格について書かれたこの本が参考になります。
コメントを残す