今日は一日雨降りでした。
午前中は、振興会支部長の代理で市役所で行なわれた会合に出席しました。
経費節約のためか暖房は入っておらず、テーブルに用意されたお茶は冷たい。
寒さに震えていました。
点検整備に関するユーザー意識アンケート
3月20日の日刊自動車新聞に近整協「近畿物語」アンケート結果、という記事がありました。
環境問題に高い関心
価格より技術優先
確実な整備が求められる
上記は本文の見出しとして書かれたものです。
これをみて、みなさんはどのように思いますか。
私:ほんとうかよー
アンケート結果を読むときの注意点
アンケート結果は必ずしも回答者の本音が反映されていない
回答者の属性が問題になる
①アンケートは通常、質問に対していくつかの選択肢の中から選んで回答するものが多くなっています。このため、回答者はどうしても、自分の本意と一致しない場合でも、選択肢の中で近いものを選ばざるを得ないということ。
テレビでもこのアンケートのように、出演者に回答を求める番組をやっていることがありますが、
時々「質問が悪い」なんて言う人がいます。
私もそう思うことが良くあります。
こんなの答えようがないじゃないか、と
「定期点検を受けることがエコロジーにつながると思いますか?」
思う 1166人
思わない 32人
わからに 65人
この答えからどうして「環境問題に高い関心」ということになるのか私にはさっぱりわからない。
②もうひとつは、回答している人がどんな人たちかということです。
現在の人たちは、いろんな考え方や行動をします。
回答者にある特定の人たちを集めてしまうと一般的、平均的な結果にはならないことがあります。
昨今のアンケートは手軽さからインターネットを使ったアンケートが多くなっています。
今回の調査もインターネットアンケートです。
私たちが参考にしたいアンケート結果は、自分の店にくる一般的な人たちの考えや行動のはずです。
今回アンケートに答えた人たちはどんな人たちでしょうか。
昨今車離れなどといわれてクルマに興味をいだかない人たちが増えています。
しかし、そのような人たちでもクルマには乗っています。
私達の整備工場に来るお客様の多くはそんな人たちではないでしょうか。
私の経験では、そんな人たちはインターネットでクルマのサイトなんか見ませんし、
興味がないからクルマのアンケートなんかに答えません。
今、ホームページを使って集客に成功している例はたくさんあります。
しかし、自動車整備業で集客に成功しているところはそんなにありません。
集客に成功しているとことは、ある特定のユーザー層に絞ったところだけです。
「車検 焼津」と検索する人が月間どれだけいると思いますか。
こりゃダメだ
と思いました。
ホームページを作って検索エンジンのトップページに表示されても、
意味ありません。
インターネットで車検のお店を探している人なんかいないんですよ。
ちょっとクルマで走ればいくらでも自動車整備工場はあるし、毎週車検チェーンの折込ちらしがはいります。
クルマを移動手段と考えているお客様にとってはインターネットを使わなくても十分情報があるのです。
お客様のことを知るにはインターネット以外の方々でやらなければいけないと思います。
インターネットアンケートの結果を見て真実を誤ってはいけません。
お客様と実際に接しているあなたが感じていることを大切にしましょう
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