梅雨が明けたようです。
各地に大変な被害を出した豪富、冠水車もたくさん発生しました。
今週の九州での中古車オークションにも冠水車の出品が多数ありました。
全国あちらこちらで災害が起るたびに「静岡は災害が少ないなー」と思います。
価値ある資格と価値のない資格
今週、「中古自動車査定士」の更新に行ってきました。
もしかすると「何だ、それ?」っていう人がいるかもしれませんね。
中古車を仕事として扱うなら、査定士の試験に合格する程度の知識は最低必要だとは思いますが、実際の現場でこの資格が役に立つということはほとんどありません。
今回、更新に行って、参加者があまりに少ないのにびっくりしました。
以前はディーラーもいっしょでしたが、現在は別に研修が行なわれているようです。しかしそれを割り引いても、中古車販売店の数を考えるとあまりに少ない人数です。
中古車販売店の立場で言えば、「中古自動車査定士」という資格を必要とされる場面がまったくないからです。お客様に「あなたは中古自動車査定士ですか」と聞かれることまったくありません。中古車オークション会場の会員になる時でも必要なのは古物商だけです。
ということで、「中古自動車査定士」のように、ほとんど実利を伴わない資格を取る人が少ないのは当然のような気がします。実利がないのに年会費だけは取られますから。
お客様が望むのは少しでも高い買取価格
お客様が望んでいるのは正しい査定価格ではなく、少しでも高い買取価格。
査定はしっかりやっていけばどんどん価格は下がっていきます。もちろん加点要素を見落とすことがないわけではありませんが、加点要素なんて少ししかありません。
だから、お客様に喜ばれるのは、中古車のことをまだよく知らない中古車販売店、なんてことになります。
中古車査定実務で必要なのは修復歴を判別できるかどうかです。自動車整備をやっている人たちであれば、日常の仕事の中でかなりの知識をもちますから、心配はないですね。
みなさんも少し中古車に目を向けてはいかがでしょうか
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