フォルクスワーゲンの不正問題が広がりを見せています。
輸入車を扱っている自動車整備工場では直接的な影響があるかもしれませんね。
いずれにしても、世界一になろうかという自動車メーカーの詐欺的行為が発覚したのですから、自動車業界全体に対する一般ユーザーの信頼が低下することは避けられないと思います。
先日、知り合いが、フォルクスワーゲンの新車を買いました。
もちろんディーゼルではありませんが、今どんな気持ちだろうか、と聞いてみたい気がします。
もともと信頼も信用もしていません
今回の事件で、報道では、世界中が大騒ぎという状況ですが、 私は、別に驚きはしません。
「ついにやってしまったか」という感じです。
もともと自動車メーカーに、「ユーザーに対して誠実」なんて感覚まったくありません。
今まさに燃費競争まっただ中ですが、実走行とかけ離れた数値を堂々とカタログに表示していることが、
それを証明しています。
自動車メーカーに勤めている人はこの事実に何の罪悪感も感じないのでしょうか。
ごく一般的な感覚では、「これおかしいでしょう」と思うはずです。
でも、一般ユーザーまでも「そんなもんだ」ということで現実を認めている。
「おかしい」ことは山ほどあるけど、それが常態化していると、受け入れてしまうんですね。
でも、おかしいことはやっぱりおかしいわけです。
これまでも大企業は不誠実なことをいっぱいやっているのですが、
一応、合法の範囲でした。それが今回は、明らかに違法な手段をとってしまった。
この影響がこれからどのように現れるのかわかりませんが、これを機会に、
より本質的な問題に真剣に取り組んでいくようになって欲しいと、個人的には思っています。
矛盾することを同時に達成しようとしたって、それは無理でしょう
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