顧客管理はしていますか?
ほとんどの人が「今はパソコンでちゃんと顧客管理しています」
って答えるのではないでしょうか。
続けて質問。
顧客管理は何のためにしているんですか?
さて、みなさん何て答えますか。
お客様の住所・氏名・電話番号・そのお客様の車両情報がパソコンの中にあります。
この状態を「顧客管理をしている」と思っているのではありませんか。
この情報を使い、整備請求書を発行し、車検・点検の案内をする。
確かにこれも顧客管理と言えるかもしれませんが、これでは単なる業務管理ではないでしょうか。
顧客管理の目的
「顧客管理とは企業が自社の商品やサービスを購入してもらうために、お客様との現状の取引や関係を見直し、コミュニケーションを最適化して、長期的かつ継続的な関係を構築するための仕組みのことですそして、その目的はお客様の囲い込みにあります」(ダイハツ業販向け小冊子「ウインカー」より」
以前にもご紹介しましたが、ダイハツが業販向けに配っている小冊子「ウインカー」の中に「やさしいマーケティング実践講座」というシリーズが掲載されています。上の文章は8月号から転載しました。
マーケティングという言葉は聞き慣れないかもしれませんが、要は商売のことです。
私はこれまでマーケティングの本をたくさん読んでいますが、大企業を念頭に置いて書かれた本が多いです。もちろん基本となる部分は大企業だろうと零細企業だろうと同じですから役に立つわけですが、難しい表現が多かったりしてちょっとわかりづらいところがあります。
その点、このダイハツの「ウインカー」の説明は業販店を念頭において書かれていますので優しい表現でとてもわかりやすいです。是非、読んでみてください。
私には、自動車メーカーの中でダイハツが一番私たち末端のことをわかっているのではないかと思わせる冊子です。
ちょっとダイハツの宣伝になってしまいましたが、
顧客管理は、お客様の情報管理です。
何のためにするかといえば、次の商売に結ぶつけるためです。
ですから、集めた情報は使わなければ意味がありません。別の言い方をすれば、次の商売に結びつく情報を集め、管理し、使えるようにしなければ意味はないのです。
これは、今も昔もかわらないことです。
今と昔で違うのは、パソコンという武器を持ったことで、その気にさえなれば、パソコンのなかった時代に比べ、ずっとやりやすくなっているのです。
それなのに、私たち自動車整備業は現在までほとんどそれをやっていないのです。
自動車整備業は、他の業種に比べ、ずっと多くのお客様情報を持っています。
それを商売に生かしていないのです。
お客様情報は宝の山
個人情報保護法が成立したことでも明らかなように、お客様情報は利益を生むのです。だから名簿に価値があり高いお金で売り買いされるのです。
私たちはすでにこれまでに多くのお客様情報を持っています。この情報を使って利益をあげることを考え実践しましょう。
これから、私が実践していることをご紹介していきます。
どれも、誰でもやる気にさえなればできるものばかりです。
いつも言いますが、ようは「やるかやらないか」です。
少しは面倒なこともやらなければ利益をだすことはできません。
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